- 前回考案したLEDソケットを横向きに改良
- LEDの配置を上下レイアウトに
- その際ツインチャージャーの位置を端っこに移動
- LED本体をやすりがけして拡散性を向上
- ちょっとだけ半田付けあり
- 実用にたえうる性能を確保できたのでこれで完結
前回から引き続き100円ショップ縛りでの自作LEDトレース台の改良の続きです。前回に改良をほどこして性能の向上をはかってみましたが中途半端だったので今回にまで持ち越すかちになりましたが、今回でようやく完結できそうです。
結果的にさかなが少し本気になったので工作の難易度がまた前回より一段階あがってしまいましたが、まだ初心者向きの範疇ではあると思われます。
こちらは前回および前々回の100均LEDトレース台自作の+アルファみたいな記事です。こちらを読むまえにそのまえの2記事を読んでおくことを推奨しておきます
なお今回は一部で半田付けをおこなっています、そのときに利用されるハンダゴテはとても高温でやけど、もしくは火災の危険性があり少しばかり危険です。自作してみようと思う方は万が一なにがあっても自己責任です。誰も責任は取ってくれませんのでご注意ください。
前回の記事とか
お手軽に交換可能なLEDソケットMark ii
前回につくったダブルクリップでLEDを圧着して取り付けるタイプのあれの改良型です。LEDを横向きにすることで光の拡散範囲が広くとれるように、また結果的にスマートになって、必要なクリップの数も前回の半分にすむようになりました。
さらに蛍光灯のソケットのようにLED一個単位で簡単に交換が可能になってます。こちらはちゃおのトレース台をヒントにしてできたものです。
関連:少女漫画雑誌「ちゃお」のトレース台などの特別付録「究極まんが家セット」
またこのソケットの最大のメリットに、電源の大きさと物理面積が許すかぎりはLEDを何個でも付けられれるというものがあります。見本のものは8個ついたものが二つあり、合計16個のLEDが使用されていますが
ここからさらに前回の5LEDを2つほど買ってきてLEDを10個増やすなんてこともできます。たぶんスマホ充電用の電力なら40個ほど並べても大丈夫じゃないかと。ただあんまり並べすぎるとどんな不具合がでるかわからないので控えめにしておくといいです。まぁ2,30個ならほぼ問題はないと思われます
意味がわからないならスルーで
回路にするとこんな感じになってます。LED1個ずつの並列つなぎのようです。単純にUSBスタンドライトの回路をそのまま流用してるだけですが、こちらは安全な回路というわけではないのであしからず。もしかしたらLEDが早く壊れる可能性があります
ただLEDがぶっ壊れてもすぐに交換できるので、あんまり深く考えなくてもいいかな
作り方
作り方自体はとても簡単で、同じ長さの厚紙を3枚用意。厚紙は電気が通らなければなんでもいいです。今回だとちょうど近くにあったチャオの付録のパッケージの厚紙を流用して1cmきざみでカッティング。
そのうち2枚をまた1cmの幅に加工したアルミテープを片面にだけ貼り付けます。ここは片面にしないで裏面に張ってしまうとダブルグリップから接触して通電、ショートしてLEDが付かないので注意してください。
あとは真ん中には絶縁体(電気を通さないもの)として何も張ってない厚紙を、上下にはアルミテープ側が内向きにして挟んだときに外からだと隠れるように(完成品はアルミテープの部分が見えない)してその間にLEDを挟みこみます。
そのときLEDの向きは全て同じになるように注意しておきましょう。前回の説明でも言ってますが中の金属の角ばってる部分をみれば見分けられますので
あとは挟み込んだLEDの反対側にダブルグリップをはさめば完了です。あとはLEDごとに挟み込んで後ろからクリップをはさむ…を繰りかえせばいいわけです
最後に電源につないでみて明かりがちゃんとつけば完了。電源はダイソーのUSB充電ACアダプタを利用していますが特に問題なく利用できています。
ツインチャージャーの位置を書類入れ端に変更
その新型LEDソケットを二つ作り、書類ケースの上下に設置します。
その際、ツインチャージャーがものすごく邪魔になってきたので書類の端っこ、画面からみて右端に変更しました(USB穴をもうひとつ増やした)。
あとさりげなくUSBコネクタの片方が変わってますが、USBライトのケーブルをうっかり引きちぎって壊してしまったのでしかたなく代用品を使ってます。こちらはそこらへんのUSBケーブルを切断し、USBライトのケーブルををハンダ付けでつないで利用しています。
ハンダ付けはしなくても作れますが、はんだごてがあればこのLEDトレース台の自作の難易度がかなり下がります。ぶっちゃけるとハンダ付け縛りしてたけどだんだんとめんどくさくなってきたからというのは内緒です
LED本体をヤスリで削り拡散性をあげる
結構強引な方法なんですがこのように背の高いタイプのLEDなら先端を削り、全体の表面を白くなるまで軽くヤスリがけすれば少し光の拡散性を上げることができます。
なおこれは地味に手間のかかる作業なので、時間をかけたくないというのであれば通販でLED拡散キャップなんてものがありますのでそちらを買ったほうが幸せになれるかもしれません。さかなも多分100均縛りじゃなければ使ってると思います
モバイルバッテリーを使えば屋外でも利用可
余談ですが、USB電源を利用してるということはスマホ充電のモバイルバッテリーを利用すればコンセントのない場所でも利用できます。
まあこれを外に持ち出す状況ってのはあんまり想像できませんが、一応屋外使用も可能ということで
一応完成
100均制自作LEDトレース台まとめ
- 安価で作れるLEDトレース台
- サイズは大きめのA4サイズ
- USB電源を利用して電池不要(コンセント利用可)
- 100円ショップで買えるもののみを使用
- 難しいことはせず、なるべく簡単に(要はんだ付け)
- 修理しやすくパーツが交換しやすいエコ設計
予算は1000円以内(税込)
というわけで完成です。使い勝手は最初のものと比べる明るさがだいぶ改善されて、使い勝手もだいぶ向上したように思えます(実用的にほぼ問題ない)。代わりに予算が1000円以内だと厳しくなったことと最初と比べるとだいぶ構造も違う別物になった、工作の難易度が少し上がってしまったなどいろいろありますが、
それでも安価で作れる100円ショップ縛りのLEDトレース台というものにはなりましたのでこれでよしとしておきましょう。あとLEDとレース台の記事はこれで終わりになりますが、今後、修正や追記はやっていくかもしれません
と言うことで今回はここまでに
ではまた次回。
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